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[自己紹介]

早いもので下関市立大学に来て10余年の歳月が流れました。もともとは広島市内の出身です。カープが低迷していることが優勝当時を知っている市民としては残念です。
専門はアメリカ文学でとりわけJ.D. Salinger を読んで来ましたが、それと同時に村上春樹も長く読み続けています。またデビュー当時から宇多田ヒカルのファンでもあります。Edgar
Allan Poe と同じ誕生日を持つ宇多田ですが、彼女の世界も非凡なものを持ち合わせていると感じています。
最近は昔読んだ Herman Melville をもう一度読み返すとともに、Raymond Carver などの短編を2年生中心の教養ゼミで、村上春樹の『風の歌を聴け』、『ノルウェイの森』や『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を1年生の基礎演習では読み込んでいます。
文学の楽しみと醍醐味が年を重ねるにつれて深まっていく感触があります。若い頃には見えなかった風景が小説の各ページに散りばめられていることに気づきます。そしてそうした物語を紡ぎ出せる作家の資質と才能には畏敬の念すら覚えます。
優れた小説家が持ち合わせている時代を深く読み取り、次に来るものを予感させる力の偉大さをつくづくと感ぜずにはおれません。また作家の人間の生と死に関する深く鋭い洞察力・・・若い学生たちと小説を読みながらこうした文学の持つ魅力について静かに語っています。
しかし時代は活字から映像へと大きく変わりつつあることも事実です。
最近の英語の授業では「映画」を教材として取り上げることが増えました。
今年の授業では映画「プラダを着た悪魔」を学生と一緒に楽しみながら学習材料に使っています。
NY・マンハッタンの Vogue の実在の女性編集長をモデルとして作られた作品ですが、この冷徹な女性編集長を演じるメリル・ストリープ、奮闘しつつ一人前の秘書と成長していくアン・ハサウェイ。
英語もNYの標準的な綺麗な英語で英語学習にはうってつけの映画です。
「プラダを着た悪魔」を見ていると、ついマンハッタンの街を訪ねてみたくなりますね。
これからも「映画」という題材を工夫して用いて、学生が興味を示してくれる授業をして行きたいと思っています。
last updated 2011.5.6 |
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